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下記は、旧NECエレクトロニクス社が所管していた製品または情報に関するページです。
NECエレクトロニクスはこのたび、パソコン、デジタル家電、キーボード、マウスなどの電気・電子機器に幅広く用いられているインタフェース規格であるUSB(Universal Serial Bus)の次世代規格、USB3.0に準拠したLSIを世界で初めて製品化し、「μPD720200」の名称で、本年6月初旬よりサンプル出荷を開始いたします。
新製品は、パソコンやデジタル家電などに搭載されるホスト・コントローラLSIで、データ転送速度が現在主流となっているUSB2.0の10倍以上となる5ギガビット/秒(以下5Gbps)を世界で初めて実現していること、USB2.0で開発された通信ソフトウェアを流用可能であること、といった特長を有しております。また当社は、新製品のサンプル出荷と同時にWindowsに対応するデバイスドライバソフトを無償でユーザーへ提供してまいります。
新製品を採用することでユーザーは、5Gbpsという非常に高速なデータ転送を行えるパソコンや、デジタルテレビ、DVDレコーダーなどのデジタル家電の構築が可能になります。一例として、25ギガバイトの容量をもつブルーレイ・ディスクに録画された映像コンテンツを転送する際、1秒間に480メガビット(以下480Mbps)の速度でデータ転送を行うUSB2.0High-Speedを採用した場合14分かかるところ、USB3.0を採用した場合は70秒で転送可能なため、大容量データの転送をストレスなく実現できるようになります。
新製品のサンプル価格は1,500円/個、量産規模としては、本年9月より月産100万個を計画しております。
USBは、パソコンのほか、デジタルテレビ、DVDレコーダーをはじめとするデジタル家電、キーボード、マウスなどの周辺機器を接続する際の標準インタフェース規格です。USBは、様々な機器を同一のケーブルで接続できること、USB2.0に480Mbpsという高速なデータ転送規格が追加されたことから現在、世界中に幅広く普及しています。
当初はキーボードやマウスといった周辺機器の接続が主な用途でしたが、USB2.0が普及した現在では、デジタルカメラやデジタルビデオカメラで撮影された写真・映像などの大容量データの転送にも用いられるようになってきています。また近年は、映像コンテンツのハイビジョン化に伴うデータ量の増大や記録メディアの大容量化に伴い、データ転送速度の高速化へのニーズが高まってきております。
一方、パソコンとハードディスク間のインタフェース規格であるSATA(Serial Advanced Technology Attachment)といった、データ転送速度が1秒間に3ギガビットを超える高速なインタフェースが規格化され、パソコンを中心とするデータ転送においてUSB2.0の速度の遅さが課題となっておりました。
新製品はデータ転送速度を飛躍的に向上させるために開発されたLSIで、ストレスのない大容量データ転送の実現に貢献します。
当社は1996年より、USB関連の仕様策定団体である「USBインプリメンターズ・フォーラム」において、規格策定、技術開発など積極的な活動を展開してまいりました。また2000年4月には世界で初めてUSB2.0に準拠したホスト・コントローラLSI「μPD720100」を市場投入したほか、ハブ・コントローラLSIなどの製品拡充を図り、製品化したLSIすべてにUSB認証ロゴを積極的に取得することで、ユーザーの信頼を獲得してまいりました。その結果、2008年9月には、累計で1億5千万個ものUSB関連製品を出荷しております。
当社は、USB3.0対応機器の普及が2010年より本格的に始まると見込んでおり、新製品の積極的な拡販活動を展開いたします。また今後はUSB3.0の通信機能をASIC(Application Specific Integrated Circuit)のIP(Intellectual Property)コアとして様々な製品へ組み込み、USB関連製品を拡充する計画です。
新製品の仕様は、別紙をご参照ください。
なお、当社は本年5月20日から21日まで、東京・文京区のフォーシーズンズホテル椿山荘で開催される「SuperSpeed USB Developers Conference」にて、新製品の展示・実演を行います。
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。